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庄内地域
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位置・地形等
庄内地域は、鶴岡市、酒田市の2市と立川町、余目町、藤島町、羽黒町、櫛引町、三川町、温海町、遊佐町、八幡町、松山町、平田町の11町と、朝日村からなる。
本県の西北部に位置し、最上川等の河川によって有数の米どころである広大な庄内平野が形成されている。また、西は日本海に接し、北は鳥海山、南は以東岳、東は弁慶山、月山等の山地に囲まれている。 |
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気候・気象
庄内地域は、日本海を北上する対馬海流の影響を受けて海洋性気候であり、平均気温は内陸部に比べて全般的に高く、日較差、年較差が小さい。1971〜1990の準平年値は平均気温が12.1℃、最高気温が40.1℃、最低気温が-12.8℃、年間降水量が1,857.0mmとなっている。平成11年の最深積雪は酒田市で45cm、櫛引町で71cmと平野部では比較的少ない。酒田市の平均風速は4.4m/sで他の地域に比べて風が強い特徴がある。
(資料:日本気象協会山形支部「山形気象月報」) |
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人口・世帯数等
庄内地域の総人口は平成12年(国勢調査速報値)、320,566人で、県全体に占める割合は25.8%である。人口は減少傾向にあり、市町村をみると、増加しているのは鶴岡市の0.1%、酒田市の0.1%であるが、それ以外の町村はすべて減少傾向にある。世帯数は平成12年(国勢調査速報)、96,820世帯で、県全体に占める割合は25.7%である。
世帯数は増加傾向にあり、市町村をみると、最も増加しているのは酒田市の5.8%である。
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昭和55年 |
昭和60年 |
平成2年 |
平成7年 |
平成12年 |
人口 |
335,641 |
332,699 |
328,363 |
325,379 |
320,566 |
世帯数 |
86,207 |
87,075 |
89,212 |
93,056 |
96,820 |
1世帯当り人員 |
3.89 |
3.82 |
3.68 |
3.50 |
3.31 |
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年少人口 |
生産年齢人口 |
老年人口 |
高齢化率 |
年齢3区分別人口(H7) |
53,871 |
205,043 |
66,461 |
20.4% |
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昭和60年 |
平成2年 |
平成7年 |
対全世帯比(H7) |
高齢者を含む世帯 |
35,229 |
40,192 |
46,188 |
49.6% |
高齢単身世帯 |
2,378 |
3,476 |
4,734 |
5.1% |
高齢者夫婦世帯 |
2,718 |
4,141 |
5,824 |
6.3% |
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土地利用
平成11年現在、庄内地域240,506haのうち、都市的土地利用(道路、宅地、その他)が26,469haで11.0%を占めている。最も多いのは森林の161,789haで67.3%を占めている。また、宅地のなかで住宅用地の占める割合は58.2%(住宅用地:4,480ha)となっている。農用地の占める割合が18.4%と多いのが特徴的である。
(資料:県地域計画課)
総面積(ha) |
農用地 |
森林 |
原野 |
水面・河川・水路 |
道路 |
宅地 |
その他 |
240,506 |
44,197 |
161,789 |
65 |
7,986 |
7,529 |
7,696 |
11,244 |
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山形県新総合発展計画基本構想:将来ビジョン
庄内地域は、東北日本海沿岸における環日本海圏・東アジアとの交流拠点を目指していく。交流で栄えた伝統を受け継ぎ、定期航路の拡充や物流機能等の整備・活用を通じた本県唯一の重要港湾酒田港の活性化、高規格幹線道路網の整備による背後圏の拡大、庄内空港の機能強化、コンベンション等さまざまな交流機能の強化による国内・海外との交流・連携の拡大などを推進し、内外一体となって発展する地域を築いていく。
また、海、山、川、温泉などの豊かで変化に富んだ庄内平野の自然を保全するとともに、港町、城下町やその周辺地域ではぐくまれてきたさまざまな文化を守り育て、これらの地域資源を活用し、文化と学術の香り高いゆとりある生活が実現し、自然と共生する、個性的で豊かな地域を形成する。 |
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各生活圏域における住宅政策
共通する政策は、「良好な住宅地の供給」、「公営住宅の整備」、「民間による住宅建設の促進」、「高齢者に配慮したバリアフリー住宅整備の促進」などがある。
庄内地域で特徴的な政策としては「建売住宅の建設誘導:立川町」、「緑豊かな居住環境の形成:羽黒町」、「UJIターン者の受入れ対策の推進:朝日村」、「住宅地の確保:温海町」、「克雪まちづくりの推進:八幡町」、「HOPE計画の推進:松山町」などがある。 |
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各市町村の長期総合計画における将来像
長期総合計画の将来像は以下の通りである。
鶴岡市 |
「いのち輝き 新しい文化を創造する 緑の城下町」 |
酒田市 |
「世界に開かれた活力と夢のある個性豊かな交流都市」 |
立川町 |
「誰もが住んでみたくなるまち」 |
余目町 |
「築こう輝く未来、ロマンと活力のまち」 |
藤島町 |
「日本一ふじの里づくり」 |
羽黒町 |
「歴史と文化を誇る三がいのまち−生きがい・働きがい・暮しがい−」 |
櫛引町 |
「人づくり、町づくり、そして町土づくりで勢いよく活動する町」 |
三川町 |
「輝く人と大地 ハートフルタウンみかわ」 |
温海町 |
「自然・人・交流 "躍進するまち"」 |
遊佐町 |
「美しい自然と共生し、心豊かな生活圏ゆざの創造」 |
八幡町 |
「山のめぐみ いただく 水の郷」 |
松山町 |
「豊かな自然と人間性あふれ 文化薫るにぎわいの町」 |
平田町 |
「緑と水 心ふれあう町」 |
朝日村 |
「活力と、ぬくもりのある交流文化村をめざして」 |
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住宅の動向
平成11年の着工新設住宅をみると、庄内地域で1,922戸あり、うち1,411戸が持家住宅となっている。また、住宅の規模をみると、1住宅当たり延べ面積が持家では162.17m2であるのに対し、借家は60.85m2となっている。持家と借家で格差が生じている。
高齢者対策をみると、持家では31.6%で手すりの設置が行われている。高齢者対応設備がない住宅は46.0%となっている。また、借家では86.7%の住宅で高齢者対応設備がない。
平成6年以降に入居した世帯の従前の居住地を見ると、自市町村内に居住していた世帯のうち41.4%が持家に移り住んでいる。また、8.0%は公営の借家に移り住んでいる。県内他市町村に居住していた世帯では11.6%が持家に移り住んでいる。大半は民営借家や給与住宅に移り住んでいる。他県に居住していた世帯では持家に移り住んだのは15.0%しかおらず、大半が民営借家や給与住宅に移り住んでいる。
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総数 |
持
家 |
借
家 |
給与住宅 |
分譲住宅 |
新設戸数(H11) |
1,922 |
1,411 |
399 |
30 |
82 |
住宅戸数(H10) |
93,890 |
71,610 |
15,760 |
− |
− |
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1住宅当たり
居住室数 |
1住宅当たり
居住室の畳数 |
1住宅当たり
延べ面積(m2) |
総 数 |
5.80 |
41.62 |
131.72 |
持 家 |
6.97 |
50.30 |
162.17 |
借 家 |
3.23 |
20.43 |
60.85 |
公営の借家 |
3.13 |
17.93 |
57.76 |
公団・公社の借家 |
3.35 |
17.93 |
53.61 |
民営借家(木造・設備専用) |
3.31 |
20.82 |
62.46 |
民営借家(木造・設備共用) |
1.35 |
7.99 |
15.07 |
民営借家 (非木造・設備専用) |
2.34 |
15.14 |
38.26 |
民営借家 (非木造・設備共用) |
2.00 |
9.75 |
21.45 |
給与住宅 |
4.07 |
28.35 |
86.76 |
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手すりがある |
車椅子通行可能な廊下 |
段差のない屋内 |
高齢者対応設備なし |
総 数 |
26,180 |
13,200 |
7,380 |
49,190(52.4%) |
持 家 |
22,610 |
11,740 |
6,550 |
32,970(46.0%) |
借 家 |
1,380 |
540 |
480 |
13,690(86.7%) |
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平成6年以降に現住居に入居した普通世帯の従前の居住地 |
従前:自市町村内 |
従前:県内他市町村 |
従前:他県 |
総 数 |
8,350 |
3,620 |
3,000 |
持 家 |
3,460 |
420 |
450 |
借 家 |
4,860 |
3,180 |
2,530 |
公営の借家 |
670 |
60 |
20 |
民営借家 |
3,820 |
2,520 |
1,840 |
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持
家 |
借
家 |
公営の借家 |
民営借家 |
最低居住水準達成率 |
99.6% |
94.4% |
95.3% |
93.4% |
誘導居住水準達成率 |
68.6% |
36.9% |
39.8% |
32.6% |
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借家から持家 |
借家から借家 |
住宅の住み替え動向 |
27.8% |
72.2% |
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